12の研究室

自然科学、社会科学、芸術など様々なアプローチを駆使する12の研究室

 

環境計画・設計分野

景観政策学研究室

景観政策学研究室 アメニティ空間や景観の本質を考える!

 ランドスケープの観点に立って、自然と共生した豊かな環境を創造するための環境政策を研究します。人間にとって、本当に望ましい環境や景観のあり方、自然や土地、景観とのかかわり方について、その具体的方策を調査・研究します。造園原論と造園史を基礎学問とし、自然と人間との関係を、社会か学的手法で探求し、景観計画、景観まちづくりへの応用をめざします。

 

ガーデンデザイン研究室

ガーデンデザイン研究室 多様な観点から庭(ガーデン)をとらえる!

 身近な空間に自然の草花や緑、土、石、水などを取り入れ、より人間らしい暮らしを支えるのが住環境の原点として庭(ガーデン)です。これからのガーデンの在り方を考えるため、①日本庭園の地域性と国際性を観点に、人と庭との関わりや庭の本質を追求する比較文化論、②現地調査と文献史学を観点に、国内外の庭園の空間構成や様式変遷を追求する歴史・意匠論、③作品評価・作家論や生活学を観点に、優れた庭園デザインを追求するデザイン論の各分野からアプローチします。

 

都市緑地計画学研究室

都市緑地計画学研究室 緑豊かな都市の環境景観をつくる!

 都市環境の創造を公園緑地計画や環境管理計画の視点から探求します。都市や農村地域の緑地の保全・創造・活用・回復に関する計画・手法、リモートセンシングやGISなどを活用した緑地環境の評価手法、公園づくりやパークマネジメントの手法、緑豊かな住宅地環境の創出手法など、自然と人間が共生する都市を実現するための基礎理論と環境技術を、緑地効用論、公園緑地計画論、地域環境管理論から明らかにします。

 

ランドスケープデザイン研究室

ランドスケープデザイン研究室 共感をおぼえる環境デザインとは、何だろう?

 環境デザインをランドスケープの視点から探求します。誰もが、なるほどと共感できるデザインは、「この時代に、この場所で」という必然性があります。公園、広場、街並み、水辺などの空間のデザインから、それらによって形成される都市や農村などの地域景観の創成までを対象として、コンセプトメイキングからデザインスキルまでを、科学的なデザイン技法、シミュレーション解析、実践的なデザインワーク、最新技術の導入実験などにより明らかにします。

 

自然環境保全学研究室

自然環境保全学研究室 国立公園から里山までの風景を守り育てる!

 自然環境の保全において重要な計画学的視点からアプローチします。国立公園等の自然公園をはじめとする原生自然から都市近郊の身近な自然環境や里山等の景観資源に至るまでの価値とその保全策を明らかにし、活用する手段・手法を追求します。フィールドワークを基本として、自然環境や景観に対する人々の認識構造の解明、自然環境の管理運営方法、環境NPO等の自然保護活動、利用者に対するインタープリテーション等の環境教育やソフトウェア面の提供の効用について明らかにします。

 

観光レクリエーション研究室

観光レクリエーション研究室 魅力的な観光地づくりとその利用法を探る!

 観光地やリゾート地は、受け皿となる自然環境や野外等のレクリエーション施設、そこでのレクリエーション活動、さらにはまちづくりや地域の経済活動など総合的な機能を含むものです。そのため、造園学的な観点から、魅力的な自然風景地や文化的景観、温泉をはじめとする資源と施設の整備方法、また、そこでのエコツーリズムやグリーンツーリズムをはじめとする利用プログラムやスポーツ・レクリエーションなどの指導や運営の方法、利用者がそれから受けるさまざまな効用について明らかにします。

 

ランドスケープ資源・植物分野

造園樹木学研究室

造園樹木学研究室 環境を形成する樹木を科学と芸術の目でみる!

 造園は、植物を不可欠の構成要素として、快適性と美を追求する営みです。植物の中でも大型永年性の樹木は、その生理・生態・形態的機能によって、環境調節に大きく貢献しています。されに、造園空間の樹木には、景観に対する貢献、つまり美の要素が要求されます。一方、造園空間は、樹木の生育には環境条件が劣悪です。劣悪な条件下で人間が要求する快適性や美を求めるには、個々の樹木の特徴を熟知し十分な保護や管理をする必要があります。このような観点から人の生活に関係の深い造園樹木の特徴や働き、役割などを、多面的に究明することを目的としています。

 

ランドスケープエコロジー研究室

ランドスケープエコロジー研究室 植物による生活空間づくりを模索する!

 ひとの生活は、生物、特に植物によって支えられています。それは、生物学的な視点だけではなく、文化的な視点も含まれています。ユリ類やサクラ、クスノキ等の身近な植物を研究対象として、これらの植物や雑種(園芸種)が生まれた理由を、DNA分析等の最新の手法を含めた野外・室内実験や野外調査によって調べています。また、時代背景等の社会科学的調査をおこない、生物学的な実験や調査の結果との総合化、及びこれらを次代に継承するための環境教育を図っています。

 

造園地被学研究室

造園地被学研究室 造園地被植物を科学して緑環境を創造する!

 地表面を這って被覆する芝草(Lawns)と地被植物(Groundcover plants)を対象に、その生育性(成長量・成長様式・体内生理(イオン・糖分など)反応など)や形態(内部形態・外部形態)変化を生育環境要因等との関連性から調べています。これらを基礎として、ゴルフ場やサッカー場などのスポーツターフや公園・緑地などの芝生地や植栽地の造成・管理を探求しています。また、芝草などのイネ科草本植物による緑化や環境改善等について都市域や乾燥地や砂漠地を想定し、探求しています。

 

都市緑化技術研究室

都市緑化技術研究室 都市を彩る花や緑の技術開発に挑む!

 殺伐とした都市空間を花や緑で緑化し、潤いのある快適な緑環境を創出する技術を支える研究ならびに、都市における緑化の役割の重要性を探求します。都市空間は植物の生育環境としては厳しい条件であることが多い。そこで、①厳しい環境条件における植物の生育可能性、②多彩な都市緑化空間で植物の健全生育を可能にする技術開発のための研究、③都市緑化推進の論拠となる花や緑がもたらす機能効能や植物による環境改善(修復)効果などを探っています。また、放射性物質で汚染された緑地や芝生地の除染と再生についての活動と研究をおこなっています。

 

景観建設・技術分野

造園建設工学研究室

造園建設工学研究室 ランドスケープエンジニアをめざそう!

 造園(ランドスケープ)の対象領域は広く、景観建設技術により創造される空間ともいえます。都市の公園緑地や街並みから列島を縦断する高速道路まで、美しさ・快適さが期待されている景観の構築を、工学的アプローチにより研究します。ランドスケープエンジニアリングはフィールでの調査を重視し、各種情報を分析し、設計手法や維持管理手法の開発研究にはCAD等のICT技術を駆使します。また景観を調査し、定性的、定量的に解析して、その構造を解明します。

 

景観材料研究室

景観材料研究室 美しい景観へ材料・計測技術を追求!

 測量は建設分野において基幹となる技術であり、GIS・GPS・写真測量・レーザ計測といった空間情報技術を応用展開し、造園空間の構築方法を研究します。さらにCGやCAD等によるランドスケープの視覚化についても追求します。また、景観建設技術により、美しく快適な造園空間を創造するためには、各種施設やエクステリアの材料の選定にきめ細かな配慮が求められます。石材・木材を中心に、材料の加工法と利用法を研究します。各種材料を駆使する施工の段階はとても大切であり、その技術者への需要も高い状況です。そのような造園施工技術の体系を研究します。